「オシムの言葉」だいぶ話題になりました
ね。私も読みました。
本を読む前は、タイトルからジェフ千葉のサイトにあるような、日本に来てからのオシム語録をたくさん取り上げ、それを解説するような本かと思っていました。
ジェフ千葉サイトの「オシム語録」この「オシムの言葉」はオシム語録だけではなく、日本に来る前から現在に至るまでのオシム監督のサッカーに対する信念や考え方・人間性などを、オシム監督の言葉を通して伝えている本です。
特に、国家が崩壊に向かって行く中での旧ユーゴスラビアの代表監督を務めており、さまざまな困難、というより異常事態に遭遇しています。
例えばマスコミに対して。民族対立が激しくなる中、マスコミは自分の民族の選手を使え使えと言ってくる。そんな中でもオシム監督は、各マスコミの批判をものともせず自分の信念を貫いていく。逆にW杯のリーグ戦という舞台で、マスコミの言うとおりにメンバーを組んでわざと負け、うるさい外野を黙らせてしまうといった有名な話もでてきます。(その他にもいろんなエピソードがでてきます。)
このような過酷な体験を持っているからこそ、オシム監督の言葉には重みがあるのでしょう。
日本代表のメンバー選考はかなり迷っているようですが、4日に決まるようですね。当初のメンバーはドイツW杯のメンバーが中心ではないかといわれています。しかしながら最終的なメンバーは、ドイツW杯とは全く違うメンバーになるでしょう。90分間走れるプレーヤーや、若手でこれからどんどん伸びる可能性のある人が中心になると思います。
ところで、今回はジェフ千葉との契約問題がありましたが、協会は以前から指摘されている通り、Jリーグの開催時期を検討するべきでしょう。今回の問題はともかく、欧州リーグやW杯に日程を合わせない限り、選手の海外移籍の問題が出てきます。本当に強い日本を作るために、柔軟に対応して欲しいです。などと、考えていたらオシム監督もそう思っていたようで、Jリーグ側に要望を出していました。そして、Jリーグサイドも前向きに検討するとの
コメントを出しているようです。
開催時期が現在のようになっているのは、「冬の寒冷地での試合は大変」というのが一番の原因のようです。しかし寒冷地のチームやサポーターも、自分のチームだけでな日本代表全体が強くなっていって欲しいと願っているはず。海外移籍=強くなる、とは限らないかもしれませんが、少しでも強くなる可能性のために、できるだけ壁は取り除いた方がよいと思います。冬期休暇を長めに取るなど、いろいろ解決方法はあると思いますので、ぜひ実現して欲しいと思います。