2006年09月30日

ガソリン代を考える

ガソリンは高値安定時代に入り、なかなか安くなりそうにもない今日この頃。そこで、いろんな観点から出費をいかに抑えるかを考えてみました。

まずは地球環境も考え合わせれば、今後はいかに効率よく、あまり使わずに走れるかを考えるようにするべきでしょう。そこで何とか少しでも節約できないかと、省エネ走法を探してみました。

JAF「誰にもできるエコテンドライブ」

結構目からウロコの話が載っています。
荷物を取りに行くときなど、ついついエンジンを付けっぱなしで車を離れることもしばしば。
5秒以上アイドリングするよりも、アイドリングストップしたほうが燃料消費が少なくなるとのことなので、車から降りる場合は無条件でエンジンを止めるべきでしょう。今後は注意します。
ただ信号待ちや踏み切り待ち時は、後続車もいるので、ケースバイケースといえそうです。

また、発車時のスロースタートも気をつければできることですね。一人で乗っているとついついアクセルとブレーキを何度も踏んだり離したりしてしまいますが、少し気をつけるだけで燃費が良くなるなら、実践しない手はありません。実際にやってみましたが、やさしい運転になっている感覚で、同乗者は静かな運転に思うのではないでしょうか。もちろん、あまりにそっち方面に気を配りすぎて、急ブレーキが遅れて事故を起こしては元も子もないのでご注意を。

その他も言われてみれば、がたくさん載っています。できることをするだけでも、何もしないよりは確実に燃費は良くなると思いますので、ぜひ実践してみてください。

さて、ガソリン代の価格についてですが、石油情報センターにて、全国の製油製品の市況調査が出ています。
県によっては10円近い差が出ているところも。
もちろん同じ県でも場所によって違います。競争の激しいところではかなり安いところもあるようです。
近所のスタンドが安ければいいのですが、そうでない場合は?
というわけで、ここでちょっとした問題を。

Aさんは車を主に通勤や買い物などに使っています。
近くのガソリンスタンドX店は会社からの帰り道や、買い物帰りに寄れるでよく利用していました。
ところが自宅から約5km離れた郊外に、新しいガソリンスタンドY店が、X店より3円安い値段で参入してきました。
Aさんの車の燃費は1リットルあたり10kmとして、ガソリンは40L入れるとすると、どっちに行った方がお得でしょうか?
但し、X店は帰り道に寄れるので行くまでのガソリン消費はナシ、Y店に行くには片道5kmなので往復10km、すなわち1L分を消費するので40L分の価格で、39Lしか使えないものとして計算してください。

仮にX店のガソリンを1リットル100円として計算してみると、
X店  1リットル100円
Y店   40L*97円=3880円
    3880円/39L 99.487・・・
あれ、約99.5円ですか。それでも0.5円だけでもまだ安い???

先ほどの石油市況の価格帯は大体1リットル140円〜150円です。(2006年9月時点)
140円・150円で計算をしてみると
X店  1リットル140円
Y店  40L*137円=5480円
    5480円/39L 140.512・・・
X店  1リットル150円
Y店  40L*147円=5880円
    5880円/39L=150.769・・・

つまり、3円安いくらいならほとんど変わらないどころか、へたをするとかえって高くなってしまう恐れもあります。ガソリン自体が高くなっているという事実をお忘れなく。
(注意:上記計算は机上のものです。いくら近くでも毎回帰り道に寄れるとは限らないし、交通事情によっても違いますので、あくまでも参考としてお考えください。)

ガソリンは価格もそうですが、できるだけ消費しないようにすることをオススメします。
価格が高くなればなるほど、ガソリンの価値が高くなるので、消費を抑えるのが最も効果的です。
また、地球環境の面からも省エネルギーを考えた方が良いでしょう。
ちょっとしたことで燃費が良くなるエコテンドライブ、いきなり全部は難しいかもしれませんが、少しずつでも取り入れていく価値は十分あると思います。
posted by 管理人 at 18:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月15日

音の雑学

ちょっとバタバタとしていたら、ずいぶんと久しぶりのブログなりました。
週一くらいのペースでなんて思っていたら前回から早1ヶ月以上・・・(;^_^A
もともと三日坊主な性格なんで、お許しください。


先日9月9日(土)の「世界一受けたい授業」の中で、音響学の山下充康先生の授業がありました。
私は音響学の専門的な知識はありませんが、音にまつわるいろいろな現象については大好きで、この手の本を見つけると、片っ端から読むようにしています。
昔読んだ本を久しぶりに眺めていたら「音戯話(おとぎばなし)」という本があり、この本の著者が山下先生でした。

最初にあった「シャカシャカ音が気になる」ですが、不思議なもので音楽として聞く分にはそれほど不快に感じない音が、何の音かわからない音になると、人によっては騒音に早変わりしてしまうものです。
イヤホンをした瞬間に、周りの人には聞こえやすい音しか拾われなくなり、その結果気になるシャカシャカ音の出来上がりというわけです。
ちなみに聞こえやすい音の高さですが、一般的には赤ん坊の泣き声や女性の悲鳴にあたる4000Hz(ヘルツ)がもっとも聞こえやすいと言われています。

「マスキング効果」という言葉は知っていましたが、本で読むのと耳にするのでは大違い。
実際に喫茶店のBGMの有り無しを聞くと一目瞭然、ならぬ一聞瞭然。やはり本だけではわかりにくいものです。
「マスキング効果」のよくある例としては、「同時に小さい音と大きな音が重なると大きな音しか聞こえない」があります。
突然大きな音がして、会話やテレビが聞き取りにくくなることはよくありますよね。

「同じ音を間隔をずらしてきくと音程が変わる」これはいまだに良くわかりません。
同じ音を間隔をずらすことにより、ドレミファソラシド全ての音に聞こえるというやつです。
たぶん何かの原理を説明しているとは思うのですが・・・。
ご存知の方は教えてください。

「ガ」の口で「バ」の音を流すと、口を隠さない映像を見ていると「ダ」に聞こえ、口を隠す映像を見ると「バ」に聞こえる、というのは特にビックリ。
確かに実験者の口の動きを良く見ると、口を半開きの状態から発音していたので、「バ」ではありえないのです。(「バ行」「パ行」「マ行」は一回上唇と下唇がぴったりくっつかないと出ない、腹話術師が最も苦労するといわれる音です。)
耳は非常に脳と密接な関係があり、視力も使って聞いているというのは、なんとなく理解はしていたつもりですが、 実際に自分が体験すると結構ショックを受けました。

最近では超音波にも興味が集まっているようです。
超音波とは、人間に聞こえないほど高い周波数の音波で、魚群探知機やメガネの洗浄機など、いろいろな場面で使われています。
音についてはまだまだおもしろい話がありますので、今後もいくつかご紹介していきたいと思います。
posted by 管理人 at 22:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 音の雑学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする