2006年09月15日

音の雑学

ちょっとバタバタとしていたら、ずいぶんと久しぶりのブログなりました。
週一くらいのペースでなんて思っていたら前回から早1ヶ月以上・・・(;^_^A
もともと三日坊主な性格なんで、お許しください。


先日9月9日(土)の「世界一受けたい授業」の中で、音響学の山下充康先生の授業がありました。
私は音響学の専門的な知識はありませんが、音にまつわるいろいろな現象については大好きで、この手の本を見つけると、片っ端から読むようにしています。
昔読んだ本を久しぶりに眺めていたら「音戯話(おとぎばなし)」という本があり、この本の著者が山下先生でした。

最初にあった「シャカシャカ音が気になる」ですが、不思議なもので音楽として聞く分にはそれほど不快に感じない音が、何の音かわからない音になると、人によっては騒音に早変わりしてしまうものです。
イヤホンをした瞬間に、周りの人には聞こえやすい音しか拾われなくなり、その結果気になるシャカシャカ音の出来上がりというわけです。
ちなみに聞こえやすい音の高さですが、一般的には赤ん坊の泣き声や女性の悲鳴にあたる4000Hz(ヘルツ)がもっとも聞こえやすいと言われています。

「マスキング効果」という言葉は知っていましたが、本で読むのと耳にするのでは大違い。
実際に喫茶店のBGMの有り無しを聞くと一目瞭然、ならぬ一聞瞭然。やはり本だけではわかりにくいものです。
「マスキング効果」のよくある例としては、「同時に小さい音と大きな音が重なると大きな音しか聞こえない」があります。
突然大きな音がして、会話やテレビが聞き取りにくくなることはよくありますよね。

「同じ音を間隔をずらしてきくと音程が変わる」これはいまだに良くわかりません。
同じ音を間隔をずらすことにより、ドレミファソラシド全ての音に聞こえるというやつです。
たぶん何かの原理を説明しているとは思うのですが・・・。
ご存知の方は教えてください。

「ガ」の口で「バ」の音を流すと、口を隠さない映像を見ていると「ダ」に聞こえ、口を隠す映像を見ると「バ」に聞こえる、というのは特にビックリ。
確かに実験者の口の動きを良く見ると、口を半開きの状態から発音していたので、「バ」ではありえないのです。(「バ行」「パ行」「マ行」は一回上唇と下唇がぴったりくっつかないと出ない、腹話術師が最も苦労するといわれる音です。)
耳は非常に脳と密接な関係があり、視力も使って聞いているというのは、なんとなく理解はしていたつもりですが、 実際に自分が体験すると結構ショックを受けました。

最近では超音波にも興味が集まっているようです。
超音波とは、人間に聞こえないほど高い周波数の音波で、魚群探知機やメガネの洗浄機など、いろいろな場面で使われています。
音についてはまだまだおもしろい話がありますので、今後もいくつかご紹介していきたいと思います。
posted by 管理人 at 22:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 音の雑学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする